
千葉県市川市原木エリアで、長年親しまれてきたホームセンター「コーナン市川原木店」跡地に、大規模な物流倉庫の建設計画が進んでいます。
かつては日用品の買い物や、併設されていたフードコートで食事を楽しむ人の姿も多く見られたこの場所ですが、現在は建物がすべて解体され、広大な更地となっています。
筆者は2026年1月に現地を訪れ、更地となった敷地の様子や設置された建築計画看板を確認しました。現場にはすでに新たな開発に向けた準備が進んでいる様子がうかがえ、地域の風景が大きく変わる節目を迎えていることを実感します。
このコーナン跡地に建設予定なのが、CBREインベストメントマネジメントが手がける大規模物流施設「CBRE IM 市川Ⅰ」です。
首都圏物流の要衝ともいえる市川エリアに誕生する新たな物流拠点は、地域にどのような影響をもたらすのでしょうか。
本記事では、
コーナン跡地の現在の様子
建設予定の物流倉庫の規模や概要
立地・アクセスの特徴
跡地活用による地域の変化
について、現地写真とともに詳しく紹介します。
Contents
市川原木のコーナン跡地とは?

(建設現場:2026年1月撮影)
以前この地にあったのは、千葉県内でも人気だったホームセンター「コーナン市川原木店」。
このコーナンには飲食・休憩ができるフードコートもあり、買い物と休憩を兼ねられる地域の生活拠点でした。
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しかし、コーナンは閉店し、跡地は更地に。2025年初頭までに建物は完全に解体され、現在は新たな物流施設の建設準備が進んでいます。
跡地に誕生する物流施設「CBRE IM 市川Ⅰ」

(2026年1月撮影)
施設概要
この跡地に計画されているのが、(仮称)CBRE IM 市川原木新築工事。CBREインベストメントマネジメントが手掛ける大規模物流施設です。公式情報によると、以下のような特徴があります。
建築名称(仮称):CBRE IM 市川原木新築工事
所在地:千葉県市川市原木2526番6
用途:物流倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:約83,467.5㎡
建築面積:43,300㎡
延べ床面積:208,800㎡(約55,700坪規模予定)
構造:鉄骨造・5階建て
高さ:36.18m
着工予定:2026年3月16日
竣工予定:2028年5月末頃
設計者:西松建設一級建築士事務所
施工者:西松建設 関東支社
建設主:株式会社赤坂国際会計内市川原木特定目的会社
(※2025年12月の建築計画看板情報より)
規模・特徴
この物流施設は地上5階建て、総延床面積20万㎡超という大規模なマルチフロア型倉庫となる予定です。天井高・床荷重などの仕様は公式サイトでも記載されており、大型トラックの接車が可能なダブルランプウェイ方式を採用し、広い駐車場(346台)やトラック待機場も整備される計画です。
立地とアクセスの魅力

(地図:グーグルマップで見る!)
市川原木の物流施設計画地は、以下のような立地メリットがあります。
京葉道路「原木IC」から約1.2km
東関東自動車道「湾岸市川IC」から約500m
JR京葉線「二俣新町駅」から徒歩圏(約1.1km)
幹線道路や高速道路ICへのアクセスが良く、首都圏・東京方面への配送にも強い立地です。また、二俣新町駅からの徒歩アクセスもあり、倉庫で働く人の通勤にも配慮された場所といえるでしょう。
跡地活用と地域への影響
ここ数年、全国的に住宅地や商業地区の跡地が物流施設へ転換されるケースが増えています。市川でも、このコーナン跡地のような大規模敷地が物流倉庫へ活用されることで、
雇用機会の増加
首都圏物流ネットワークへの貢献
町のにぎわい変化
などの影響が予想されます。
一方で、地域の景観や交通量・騒音などの変化を懸念する声があることも事実です。今後、オープン後の具体的なテナントや運営形態によって、地域住民の生活環境にも影響が出る可能性があります。
周辺の物流施設と市川エリアの物流事情
市川市内では、コーナン跡地の他にも物流施設の開発・稼働が進んでおり、エリア全体が物流ハブとして注目されています。これには冷凍・冷蔵倉庫といった専門物流施設の開発も含まれます。
CBREとは?CBREインベストメントマネジメントとは
CBRE(シービーアールイー)は、世界最大級の不動産サービス会社のひとつで、オフィス・商業施設・物流施設など、さまざまな不動産の売買や運営、投資支援を手がけています。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、グローバルでは物流施設や大規模不動産開発に強い企業として知られています。
今回、市川市原木のコーナン跡地に建設予定の物流倉庫を手がけるのが、CBREグループの中でも不動産投資・運用を専門とする「CBREインベストメントマネジメント」です。
CBREインベストメントマネジメントは、年金基金や機関投資家などの資金をもとに、
物流施設
オフィスビル
住宅
商業施設
といった不動産に投資・運用を行う会社で、日本国内でも首都圏を中心に多数の物流施設を展開しています。
市川原木の物流倉庫計画も、こうした長期運用を前提とした不動産投資の一環として進められているもので、完成後は安定した物流拠点として活用される見込みです。
まとめ
今回のコーナン市川原木店跡地の再開発について、ポイントを整理します。
コーナン市川原木店跡地はすでに更地化
長年親しまれてきたホームセンターとフードコートは解体され、2026年1月時点では建物はなく、広大な敷地が広がっています。跡地には大規模物流倉庫「CBRE IM 市川Ⅰ」が建設予定
地上5階建て・延床面積20万㎡超という、市川市内でも最大級クラスの物流施設となる計画です。2026年春着工、2028年春ごろの竣工を予定
建築外交によると、完成までは約2年を要する見込みで、今後は工事の進捗によって周辺の景色も大きく変わっていきそうです。高速道路ICや駅に近い物流拠点向きの立地
京葉道路・湾岸線へのアクセスに加え、JR京葉線二俣新町駅から徒歩圏という点は、物流効率だけでなく働く人の通勤面でもメリットがあります。地域の役割が「商業」から「物流」へと転換
買い物や飲食の場だった場所が物流拠点へと生まれ変わることで、街の性格や人の流れにも変化が生じる可能性があります。
コーナン跡地の物流倉庫建設は、単なる施設の建て替えではなく、市川市原木エリアの土地利用が大きく転換する象徴的な出来事といえるでしょう。
今後、工事の進捗や稼働開始後の動きによって、周辺環境や交通状況、雇用面での変化も注目されます。
引き続き、新たな情報が入り次第、現地の様子とあわせてお伝えしていきます。
※アイキャッチ画像はCBREインベストメントの公式ホームページより引用させていただいております。











