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千葉県が地震・津波被害想定を公表|房総半島沖では最大12m超の津波想定も【2026年5月】

千葉県は、県内で大きな被害が想定される地震・津波について、最新の知見を反映した新たな被害想定を公表しました。

今回示されたのは、房総半島東方沖を震源とする巨大地震、大正型関東地震、県北西部直下型地震の3パターンです。

千葉県ではこれまでも地震被害想定調査や津波浸水予測図を公表しており、県内に影響を及ぼす可能性のある地震への備えを呼びかけています。今回の公表では、房総半島沖の巨大地震による津波被害や、県北西部直下型地震による建物被害・火災被害などが改めて示されました。

房総半島東方沖地震では最大12メートル超の津波想定

房総半島東方沖を震源とする巨大地震では、銚子市などで最大震度7、県東部の広い範囲で震度6強の揺れが想定されています。

津波については、外房沿岸を中心に大きな被害が出る可能性があります。

千葉日報の報道によると、津波の最大波は、いすみ市で12.8メートル、銚子市で12.5メートル、一宮町で12.1メートル、南房総市で8.4メートルとされ、地域によっては地震発生から20分前後で津波が到達する可能性もあります。

この想定では、冬の夜に発生した場合、建物被害や避難者数も非常に大きくなるとされています。

また、死者数についても津波による被害が大きな割合を占める想定となっており、沿岸部では早い段階での避難行動が重要になります。

大正型関東地震では県南部で強い揺れと津波の可能性

1923年の関東大震災と同規模の地震を想定した大正型関東地震では、館山市や南房総市などの安房地域で最大震度7、県南部の広い範囲で震度6弱以上の揺れが想定されています。

津波については、南房総市、富津市、鋸南町、館山市などで発生する可能性があり、場所によっては地震発生から数分で津波が到達する想定です。

沿岸部では、強い揺れの直後に津波が来る可能性があるため、揺れがおさまってから情報を確認するだけでなく、海岸近くにいる場合はすぐに高い場所へ避難する意識が欠かせません。

県北西部直下型地震では市川市周辺を含む県西部で大きな被害想定

県北西部直下型地震は、市川市から千葉市付近の直下を震源域とするマグニチュード7.3規模の地震を想定したものです。

この地震では、船橋市や千葉市などで最大震度6強、県西部の広い範囲で震度6弱の揺れが見込まれています。

市川市を含む県西部は人口が多く、住宅や事業所、交通網も集中しているため、建物倒壊や火災、ライフライン停止などの影響が大きくなる可能性があります。

千葉日報の報道では、最悪の場合、最大約7.6万棟の建物が全壊・焼失する想定も示されています。特に冬の夕方、空気が乾燥し、風がある条件では、火災による焼失被害が大きくなる可能性があります。

千葉県は避難計画やハザードマップの見直しへ

今回の被害想定を受け、千葉県では津波避難計画の策定指針を改定し、各自治体にもハザードマップの見直しを呼びかける方針です。

県では、地震防災ガイドを日本語、英語、やさしい日本語で作成するなど、住民への周知にも取り組むとしています。

千葉県の公式ページでは、津波浸水予測図や地震被害想定調査に関する情報も公開されています。自宅や勤務先、学校、よく行く場所がどのようなリスクのある地域なのか、ハザードマップなどで確認しておくことが重要です。

日ごろから確認しておきたいこと

地震や津波は、発生する時間帯や季節、風の強さ、在宅率などによって被害の大きさが変わります。

今回の被害想定は、特定の日に必ず起きるという予測ではなく、最悪のケースを含めた備えのための想定です。

一方で、県内では房総半島沖の津波、県南部の大きな揺れ、県西部の直下型地震など、地域によって注意すべきリスクが異なります。

日ごろから、自宅周辺のハザードマップ、避難場所、家族との連絡方法、非常用持ち出し品、家具の固定、火災対策などを確認しておくことが、被害を減らすための備えにつながります。

公式・参考情報

今回の地震・津波被害想定に関連する情報は、千葉県の公式ページでも確認できます。

▶︎ 千葉県で想定される被害

▶︎ 平成26・27年度千葉県地震被害想定調査報告書

▶︎ 千葉県地震防災地図

▶︎ 液状化しやすさ・危険度マップ、揺れやすさマップ

▶︎ 千葉日報オンライン

千葉県内では、房総半島沖の津波リスクだけでなく、市川市や船橋市、千葉市など人口が集中する県西部の直下型地震にも注意が必要です。

今回の新たな想定は、千葉県内の地震・津波リスクを改めて確認するきっかけとなりそうです。

まとめ

千葉県は、房総半島東方沖地震、大正型関東地震、県北西部直下型地震の3パターンについて、新たな地震・津波被害想定を公表しました。

房総半島東方沖地震では、外房沿岸を中心に大きな津波が押し寄せる可能性があり、県北西部直下型地震では、市川市や船橋市、千葉市など人口が集中する地域で建物被害や火災被害が大きくなる想定です。

今回の想定は、特定の地震がすぐに発生するという予測ではありませんが、千葉県内の地域ごとに異なるリスクを確認する重要な資料となります。

自宅や勤務先、学校、よく利用する場所のハザードマップや避難場所を確認し、家具の固定、非常用持ち出し品、家族との連絡方法など、日ごろからの備えを見直すきっかけになりそうです。

     

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