
市川市中山にある中山法華経寺の中山大仏! こちらの大仏は市川市の有形文化財に指定されています。
中山大仏は江戸時代に造られた銅造の大仏で、その大きさや保存状態の良さから、長年にわたり地域の人々に親しまれてきました。
文化財指定されてから、中山大仏が持つ歴史的・文化的価値があらためて評価された形となっています。
この記事では、中山大仏の概要や文化財指定の理由、歴史的背景、見どころについて詳しく紹介します。
Contents
中山大仏とは|正式名称と基本情報
中山大仏の正式名称は
「銅造釈迦如来坐像(どうぞうしゃかにょらいざぞう)」 といいます。
中山法華経寺の境内に安置されており、江戸時代中期に造立された大仏です。
中山大仏の主な特徴
像高:約344.5cm
蓮台を含めた総高:約451.5cm
膝張(ひざばり):約283cm
材質:銅造
これほどの大きさを持つ銅造大仏は、江戸・近郊に現存するものとしては最大級 とされています。
市指定有形文化財に指定された理由
中山大仏が市川市の有形文化財に指定された理由として、主に以下の点が評価されています。
江戸時代の優れた鋳造技術を今に伝える貴重な仏像
中山大仏は、江戸時代中期の鋳造技術をよく伝える作品で、
銅造仏としての完成度が非常に高い点が評価されています。
保存状態が良好
建立から250年以上が経過しているにもかかわらず、
大規模な修復を経て良好な状態が保たれており、文化財としての価値が高いとされています。
地域信仰の中心的存在
中山法華経寺の象徴的存在として、長年にわたり地域の信仰と文化を支えてきた点も、指定理由のひとつです。
中山大仏を造った人物|鋳物師「太田駿河守藤原正義」
中山大仏を手がけたのは、江戸時代中期の鋳物師
太田駿河守藤原正義(おおたするがのかみ ふじわらまさよし) です。
藤原正義は、江戸六地蔵の制作にも関わったとされる当時の名工で、
高度な鋳造技術を持つことで知られていました。
中山大仏は、藤原正義の代表的な作品のひとつとされ、
江戸時代の仏像鋳造技術を知るうえでも貴重な資料となっています。
中山法華経寺とは|歴史ある日蓮宗大本山
中山大仏が安置されている 中山法華経寺 は、
鎌倉時代の1260年に日蓮聖人によって開かれた、日蓮宗の大本山です。
境内には、
国宝に指定されている日蓮聖人の遺文
重要文化財の五重塔や祖師堂
市指定文化財の建造物・仏像
など、多くの文化財が点在しており、市川市を代表する歴史的スポットとなっています。
中山大仏は、こうした法華経寺の歴史と文化を象徴する存在のひとつです。
修復と保存|未来へ受け継がれる文化財
中山大仏は、これまでに複数回の修復が行われてきました。
特に近年の修復では、劣化部分の補修や構造の安定化が図られ、
今後も長く保存・公開できる状態が整えられています。
市指定有形文化財となったことで、
今後はより計画的な保存・管理が行われ、次世代へと受け継がれていくことが期待されます。
見学・参拝のポイント
中山大仏は、参拝者であれば誰でも間近で拝観することができます。
堂内に静かに佇む姿は迫力があり、写真や映像では伝わらない存在感があります。
また、法華経寺の長い参道や四季折々の自然と合わせて訪れることで、
歴史と文化を体感できる散策コースとしてもおすすめです。
まとめ|中山大仏が持つ文化的価値
中山大仏は、
江戸時代の優れた鋳造技術
地域信仰を支えてきた歴史
良好な保存状態
といった点から、市川市の貴重な文化財として高く評価されています。
市指定有形文化財への指定をきっかけに、中山大仏と中山法華経寺の歴史にあらためて注目してみてはいかがでしょうか。
中山法華経寺については別の記事で詳しくまとめています。











