《湯の花祭り》熱湯をかけ無病息災を願う市川市白幡天神社の伝統的奇祭!

市川市白幡天神社で毎年2月20日に行われる、一年間の無病息災を願う伝統的な奇祭です。

春を呼ぶ祭りとも言われ、地元ではこの「湯の花祭り」が行われると春が訪れると言われています。

グラグラと煮えたぎらせた熱湯を参詣者に振りかけるお祭りで、奇祭とも言われています。

そんな白幡天神社の「湯の花祭り」を写真や動画でご紹介いたします。

 

湯の花祭りの場所、アクセスなど!

白幡天神社

(白幡天神社)

名称湯の花祭り
場所白幡天神社
住所市川市菅野1丁目15-2
日程毎年2月20日に開催
時間11:00〜
アクセスJR総武線本八幡駅から徒歩約10分
京成本線京成八幡駅から徒歩約7分

(白幡天神社のマップ)

湯の花祭りはどんな祭事なのか?

祭壇の上に置かれたお供え物

(祭壇)

湯の花祭りの祭事が開催される時間は11時頃からですが、写真は10時過ぎ頃の写真です。すでに祭壇が完成しています。

 

祭壇の前の釜

(祭壇と釜)

まだ、湯の花祭りまでは時間がありますが、結構人が集まっていますね。

祭壇の前火にかけられた釜がありますが、湯の花祭りはこの釜でグラグラと煮えたぎらせた熱湯をかけてもらって無病息災を願う祭りです。

早くから集まっている方は、熱湯を一番前でかけてもらうべく、早い時間から場所取りをしているのです。(前列は熱いと思いますが!)

祭壇前に置かれた熊笹を釜の熱湯につけて、宮司が参詣者に熱湯を振りかけます!

熱湯につけた熊笹は、祭事の後参詣者へ配られ、一年間無病息災を願い家で大切に祀られます。

 

昨年の熊笹を火に入れる様子

(昨年の熊笹を火に入れる様子)

一年間、家で祀られた熊笹は、翌年の湯の花祭りの際に湯を沸かす火にくべられます。

参詣者が昨年の熊笹を持ってきて、火の中に入れてもらっている様子の写真です。

こうしてできた熱湯を参詣者に振りかけ、熱湯くぐった熊笹を持ち帰り、家に祀られる!

そんなお祭りが湯の花祭りなのです。

 

湯の花祭りには地元小学生も参加!

湯の花祭りは地元の小学生も招かれ、社会勉強を兼ねて参加するお祭りです。今年は菅野小学校の小学生が参加していました。

 

湯の花祭りの説明を聞く小学生たち

(湯の花祭りの説明を聞く小学生たち)

湯の花祭りが始まる前に、湯の花祭りがどんなお祭りなのか、主催者が丁寧に小学生に説明しています。

熱湯をかぶって、一年間の健康(無病息災)を願うお祭りですよ。熱湯がかからなくても、湯気で大丈夫ですよ!

湯の花祭りは「春を呼ぶ祭り」とされていて、この祭りが終わると、春がだんだんとやってきますよ!

使った熊笹は家の神棚、神棚がなければ、お家の高い場所において置いてくださいね。

祭りの後は、甘酒と田楽がありますので、食べてくださいね。「酒」と書いてますが、アルコールは入っていないので、みんなも飲めますよ。

実に丁寧にわかりやすく説明していて、小学生も興味津々で聞いていました!地元のことが知れる良い社会勉強になりますね。

湯の花祭りの様子!(熱湯をかける様子!)

お祓いをされる様子

(お祓いの様子)

熱湯をかけられる前にお祓いです。頭を下げて、お祓いをしてもらいます!

 

宮司さんの祝詞をあげる様子

(宮司による祝詞)

宮司が熱湯を混ぜている様子

(宮司が熱湯をかき混ぜる?)

続いて宮司により祝詞が挙げられます!そして、どういう意味があるのか、私にはわかりませんが、宮司が熱湯を混ぜているように見えました!

(人が多くてよく見えなかったです…)

その後、宮司により、熊笹を使って、参詣者に熱湯がかけられました!

 

熱湯をかける様子①

(熱湯をかける様子①)

熱湯をかける様子②

(熱湯をかける様子②)

熱湯をかける様子③

(熱湯をかける様子③)

 

写真ではイマイチわからないと思いますので、こちらの動画も合わせてみてください。

 

(湯の花祭りで熱湯がかけられる様子) 

これは本当に奇祭と呼ばれますね(笑)

 

前列にいた方の上着はずぶ濡れ

(結構上着が濡れています。)

前の方にいた方でしょうか。結構上着に濡れていますね。これだけ、熱湯をかぶれば、一年間、無病息災は約束されたようなものです。

 

玉串奉奠の様子

(玉串奉奠の様子)

玉串

(捧げられた玉串)

最後は、宮司、関係者に続いて、参詣者も玉串奉奠を行います。

 

熊笹が配られる様子①

(熊笹の配布)

熊笹をもらう様子

(熊笹の配布)

湯の花祭りで使用した熊笹は、関係者によって配られますので、忘れずにもらって帰ってくださいね。

そして、来年の湯の花祭りまで、ご自宅の神棚、もしくは家の高い場所に祀っておきましょう。

祭事の後は甘酒と田楽!

甘酒、田楽をもらうために並ぶ人々

(並ぶ参詣者)

湯の花祭りの締めくくりは、地元の方々が用意してくれている「甘酒」と「田楽」がふるまわれます。みなさん祭事が終わると、並んで順番に受け取ります。

 

甘酒と田楽を準備する地元の方々

(甘酒と田楽の準備)

準備をしてくれている地元の方々です。ありがたいですね。

 

湯の花祭りでふるまわれた田楽

(田楽)

湯の花祭りでふるまわれた甘酒

(甘酒)

私も甘酒と田楽をいただきました。美味しかったです。ありがとうございます。

 

座って甘酒と田楽を楽しむ人々

(甘酒、田楽を楽しむ参詣者)

座る場所も用意してくれていますので、お年寄りにはありがたいですね。皆さん、楽しそうに会話をしながら甘酒と田楽を楽しんでいます。

 

甘酒田楽を食べる菅野小学校の小学生

(小学生)

小学生は白幡天神社に隣接する白幡天神公園で田楽と甘酒をいただいていました。

奇祭と呼ばれる地元のお祭りや由来を勉強して、田楽と甘酒を楽しんで、とってもためになる課外授業になりましたね。

 

白幡天神公園の梅の花

(梅の花)

湯の花祭りの季節は梅が咲き始める頃です。甘酒片手に、咲き始めた梅の花を楽しむ方々もたくさんいらっしゃいました。

まとめ:湯の花祭りは地元民に愛される伝統的祭事!

毎年、熊笹を持って帰り、翌年の湯の花祭りにまた持ってくる!地元の方々にとってはなくてはならない伝統的なお祭りです。

湯の花祭りに参加して春を感じる地元の方々が多いのではないでしょうか。

また、熱湯をふりかける珍しい奇祭として、地元だけでなく市川市内各地からも訪れている方もいらっしゃるようです。

 

マスコミの取材の車

(チバテレビ)

(J:COM)

チバテレビさんやJ:COMさんも取材にきており、夕方のニュースには、当日の様子が放送されるようです。

熱湯にかかって、一年の無病息災を願い、梅の花を見ながら甘酒と田楽を楽しむ、素敵な伝統行事!

みなさんも一度、参加して見てはいかがでしょうか?

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