
市川市国府台にある千葉商科大学で、学生を対象に朝食を無料で提供する「0円朝食」の取り組みに、学生が経営する「学生ベンチャー食堂」が加わりました。
物価高騰が学生生活にも影響を及ぼすなか、食費の負担を軽減するとともに、朝食を取る習慣や授業への集中を支えることが目的です。
学生ベンチャー食堂による朝食は、2026年6月10日から7月22日までの毎週水曜日に提供されます。
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千葉商科大学の「0円朝食」に学生ベンチャー食堂が参加
千葉商科大学では、学生への生活支援と健康的な生活習慣の促進を目的として、学生自治会と連携した「0円朝食」を実施しています。
2025年度にキッチンカーを使った無料朝食を期間限定で行ったところ、利用した学生からは、物価高のなかで助かるという声や、朝食を取ることで授業への集中力が高まったといった反応が寄せられました。
こうした反響を受け、2026年度は4月から、授業期間を通じて朝食支援を続けています。
6月からは新たに、キャンパス内で学生自身が店舗を経営する「学生ベンチャー食堂」が、毎週水曜日の朝食提供を担当することになりました。
普段は昼食時間帯を中心に営業している店舗が、学生自治会からの呼びかけを受け、朝の営業に挑戦しています。
初日は約30分で100食分のチケット配布が終了
学生ベンチャー食堂による0円朝食は、2026年6月10日にスタートしました。
報道によると、初日は提供開始となる午前8時の時点で約20人の学生が列を作り、約30分で100食分のチケットがなくなるほどの利用があったということです。
食料品をはじめとする生活必需品の値上がりが続くなか、学生にとって朝食を無料で利用できることは、日々の食費負担を抑える支援にもなっています。
0円朝食の実施概要
実施期間は次のとおりです。
- 実施期間:2026年6月10日(水)~7月22日(水)
- 実施日:期間中の毎週水曜日
- 提供時間:午前8時~午前11時
- 提供場所:千葉商科大学 学生ベンチャー食堂
- 対象者:千葉商科大学の学部生・大学院生
- 提供数:各日100食
- 価格:無料
- 1食の相当額:650円
- 利用方法:先着順、なくなり次第終了
高等教育修学支援新制度を利用している学生も対象です。
取り組みに必要な費用は、学生自治会と大学が負担しています。また、学生自治会の学生がSNSなどを使った周知や、実施当日の案内、整列対応などを担当します。
秋学期の実施については、現時点では未定とされています。
学生が経営する3店舗が朝食メニューを提供
今回の取り組みには、学生ベンチャー食堂で営業する3店舗が参加しています。
各店舗が普段の営業で培った特色を生かし、朝の時間帯に合わせたメニューを用意します。
兎(と)なり
フェアトレード食材を使用したスコーンとドリンクのセットを提供します。
ラーメン結(ゆい)
うどんとおむすびのセットを提供します。朝でも食べやすく、主食をしっかり取れる内容です。
満腹ダイニング
麺類と半ライスのセット、または味玉ジャージャー丼を提供します。
提供メニューは、実施日によって変更される場合があります。
学生ベンチャー食堂とは
千葉商科大学の学生ベンチャー食堂は、学生に実際の店舗経営へ挑戦する機会を提供する取り組みです。
大学がキャンパス内にある3店舗分の食堂スペースについて出店者を募集し、選考を通過した学生が経営を担当します。
選考では、店舗の経営体制や衛生管理、収支計画に加え、メニューや価格に魅力があるかなども確認されます。
出店する学生は、食品衛生責任者の資格取得や飲食店の営業許可、税務署への開業届など、実際に店舗を始めるために必要な準備を行います。
単に料理を提供するだけではなく、仕入れや商品開発、接客、売り上げ管理などを実践的に学べる点も特徴です。
今回の0円朝食への参加は、利用する学生の生活を支えるだけでなく、学生経営者にとっても店舗の存在を広く知ってもらい、新しいメニューや営業方法を考える機会になりそうです。
物価高の学生生活を食事面から支援
千葉商科大学では、過去の学内調査で、学生のおよそ3割が朝食を取っていないという結果が出ていました。
朝食を取らない理由は学生によって異なりますが、近年は食料品や生活用品の値上がりが続いており、学生の食費にも負担が広がっています。
大学では2025年度にキッチンカーを利用した0円朝食を試験的に行い、2026年度から授業期間を通した継続的な支援へと拡大しました。
学生自治会、大学、学生経営者の三者が協力する今回の取り組みは、学生を支援する側にも学生が加わっている点が大きな特徴です。
千葉商科大学へのアクセス
(地図:Googleマップで見る!)
千葉商科大学の所在地は、市川市国府台1丁目3番1号です。
JR市川駅からは徒歩約20分。市川駅北口から松戸駅方面行きのバスを利用する場合は、「和洋女子大前」で下車し、徒歩約3分です。
京成線国府台駅からは徒歩約10分となっています。
公式・参考
学生ベンチャー食堂による0円朝食の実施期間や提供時間、対象者、各店舗のメニューなどは、千葉商科大学の公式発表で確認できます。
初日の利用状況や、取り組みが始まった背景については、各報道機関でも紹介されています。
▶︎ 千葉商科大学「0円朝食に学生ベンチャー食堂が参画」公式発表
▶︎ 東京新聞の関連記事
▶︎ NEWSjp「千葉商大0円朝食、学生ベンチャー食堂参画」
まとめ
千葉商科大学では、物価高の影響を受ける学生の生活と健康を支えるため、授業期間を通じて「0円朝食」を実施しています。
2026年6月10日からは学生ベンチャー食堂も取り組みに加わり、7月22日までの毎週水曜日に、各日先着100食の朝食を無料で提供します。
学生自治会と大学が費用を負担し、学生が経営する店舗が調理を担当する、学生同士の協力から生まれた取り組みです。
初日は短時間で予定数に達しており、学生からの関心の高さもうかがえます。食費の負担軽減に加え、朝食を取って授業に臨む習慣づくりや、学生経営者の実践的な学びにもつながる取り組みとして注目されます。
市川市では、季節ごとの定番行事から商業施設の催しまで、年間を通してさまざまなイベントが開催されています。
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