
市川市にある大学の学生たちが、自分たちの学びを地域へ還元する――。
そんな素敵な取り組みが、2026年1月、市川市内で実施されます。
企画したのは 千葉商科大学の学生。
テーマは「フードロス」と「未来のまちづくり」。
舞台は、私たち市川市民にとっておなじみの 道の駅いちかわ や市内農場です。
この体験ツアーは、2027年に横浜市で開催予定の 国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」 を見据えた推進プロジェクトの一環。
しかし内容は決して難しいものではなく、子どもから大人まで楽しみながら参加できる、市川らしい学びの体験になっています。
Contents
市川市の大学生が「自分たちで考えた」体験ツアー
(引用:東武トップツアーズ)
今回のツアーを企画したのは、千葉商科大学の学生たち。
学生自らが「地域の課題」をテーマに企画を考え、応募し、選ばれて実現したプロジェクトです。
学生たちが注目したのは、
・見た目が少し違うだけで捨てられてしまう野菜
・まだ食べられるのに廃棄されてしまう農産物
といった フードロスの現実。
「フードロスはニュースで知ってはいるけれど、実際に触れる機会は少ない」
「市川市という身近な場所で、体験を通して伝えたい」
そんな想いから生まれたのが、
『見た目だけがすべてじゃない! フードロスゼロから始める市川の未来づくり体験ツアー』 です。
体験の舞台は「道の駅いちかわ」と市内農場
ツアーの集合場所は 道の駅いちかわ。
普段から買い物や休憩で訪れている方も多い場所ではないでしょうか。
そこから市内農場へ移動し、
実際に 野菜の収穫体験 を行います。
ここで体験するのは、スーパーには並ばないことも多い 規格外野菜。
形が少し曲がっていたり、サイズが揃っていなかったりするだけで、市場に出にくい野菜たちです。
しかし味や栄養は、私たちが普段食べている野菜とほとんど変わりません。
「捨てない」ことを、体験として学ぶ
収穫体験のあとは、
規格外野菜を使った 調理・試食体験 が予定されています。
実際に触れて、調理して、食べてみる。
この流れを体験することで、
「なぜ捨てられてしまうのか」
「本当に捨てる必要があるのか」
という疑問が、自然と生まれてきます。
机の上の勉強ではなく、
体を動かし、味わい、感じる学び。
これこそが、学生たちが市川市民に届けたかった体験です。
子どもにも大人にもやさしい内容
このツアーは、
小学生以下は保護者同伴で参加可能。
親子での参加も歓迎されています。
「環境問題」「サステナブル」と聞くと、
少し難しそうに感じるかもしれません。
ですがこのツアーは、
・野菜を収穫する
・料理して食べる
・話を聞く
という、誰にとっても身近な体験を通して学べる内容です。
市川市で暮らす子どもたちにとって、
自分の住むまちで、大学生がこんな活動をしている
と知るきっかけにもなりそうです。
GREEN×EXPO 2027へとつながる、市川からの一歩
この体験ツアーは、
2027年に横浜市で開催される 国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」 の推進プロジェクトの一環として実施されます。
GREEN×EXPO 2027は、
「自然」「農」「食」「未来の暮らし」をテーマにした国際的な博覧会。
今回のツアーは、
その理念を 市川市という地域の中で、生活に近い形で体験できる取り組み と言えます。
国際的なイベントと聞くと遠く感じがちですが、
実はその考え方は、
市川の畑や、私たちの食卓とも、しっかりつながっているのです。
市川市民だからこそ、参加してほしい理由
このツアーの魅力は、
「市川市で行われる」
「市川市の大学生が企画した」
という点にあります。
・いつも通っている道の駅
・市内の農家さん
・市川市で学ぶ大学生
これらが一つにつながり、
市川市らしい学びの場 が生まれています。
「市川って、こういうことをやっているんだ」
「若い世代が、ちゃんと地域のことを考えているんだ」
そんな発見がある一日になるはずです。
開催概要(予定)
開催日:2026年1月31日(土)
集合場所:道の駅いちかわ
対象:子ども〜大人(小学生以下は保護者同伴)
定員:20名
参加費:
高校生以上 5,000円
小・中学生 3,000円
未就学児 無料
市川の未来は、こうした小さな体験から
市川市で学ぶ大学生が、
市川市の農家と連携し、
市川市民に向けて企画した体験ツアー。
派手ではありませんが、
とても丁寧で、あたたかい取り組みです。
未来の環境や食の問題は、
特別な人だけが考えるものではありません。
市川で暮らす私たち一人ひとりが、
「知る」「体験する」ことから始められる。
そんなメッセージが、このツアーには込められています。
気になった方は、
ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。










