《中山のおひなまつり》法華経寺や清華園など、街が雛人形であふれる大イベント!

市川市、船橋市にまたがるエリアで開催される「中山のおひなまつり」!

約70ヶ所にも及ぶ場所に雛人形が飾られ、地元の方々はもちろん、雛人形を見るために中山の地に来る方も多いです。

毎年、約3週間開催されている中山のおひなまつりは市川市が誇る一大イベントでもあります。

土日には、多くのイベントやスタンプラリーなども行われ、子供から大人まで楽しめるひな祭りです。

 

中山のおひなまつりの場所とアクセスなど!

清華園入り口

(清華園)

名称中山のおひなまつり
場所清華園、安房神社、法華経寺(本院)、奥之院、各商店街など
期間毎年2月中旬から3月初旬の約3週間
時間10:00〜16:00
アクセスJR下総中山駅、京成中山駅
入場料無料(東山魁夷記念館などの有料施設は有料)
問い合わせ清華園>>047-333-6147
主催中山まちづくり協議会

中山のおひなまつりは上記地図上の南はJR下総中山駅から、北は若宮商店会までかなり広範囲で行われるイベントです。

メインは清華園、法華経寺(本院)安房神社、奥之院などで、その他商店街を歩いているとあちこちで雛人形を見ることができます。

そんな中山のおひなまつりの見どころを紹介していきます。

JR下総中山駅のひな人形!

下総中山駅

(JR下総中山駅)

今回、中山のおひなまつりに向かったのはJRを利用しました。降りた駅は「下総中山駅」。

下総中山駅改札内の雛人形

(下総中山駅改札内のひな人形)

ホームから改札階へとエスカレーターで降りると、早くもひな人形がお出迎えしてくれます。

中山のおひなまつりの看板

(下総中山駅前の中山おひなまつり開催の看板)

改札を出て、北口に降りると、すぐに目に飛び込んで来る中山おひなまつり開催の看板です。非常に目立ちます。

なんせ、街全体をあげての大イベントですからね!

 

清華園のひな人形!

清華園入り口

(清華園入り口)

下総中山駅から最初に向かいたいのが、清華園です。清華園は街歩きの案内所や様々なイベントも行われたりする市川市の施設です。

そんな清華園にもひな人形が飾られています。

清華園入り口の顔出しパネル

(清華園の顔出しパネル)

清華園の門を入ってすぐの所には、お内裏様とお雛様の顔出しパネルがあります。お子様は喜びますね。写真を撮ってあげましょう。

清華園管理棟の入口

(清華園管理棟)

この清華園管理棟の中にひな人形が飾られています。

清華園の雛人形

(清華園の七段飾り)

(清華園の七段飾り)

これだけ、ひな人形が飾られていると圧巻ですね。なかなか自宅では子供に見せてあげられない光景です。

清華園のつるし雛

(清華園のつるし雛)

(清華園のつるし雛)

つるし雛と七段飾りのコラボレーション

(つるし雛と七段飾りのコレボレーション)

清華園には多くのつるし雛もあります。そして、つるし雛と七段飾りのコレボレーションで写真をとることもできます。

私は写真が下手なので、上手な人が取れば、素晴らしい写真になると思いますよ。

服飾ひな形

(服飾ひな形)

清華園には服飾ひな形も展示されています。

服飾ひな形

実物を数分の一に縮小した服飾のひな形は、明治時代後半から昭和10年代の裁縫教育の場で、一斉授業を円滑におこなうためと、生徒の経済的負担を軽減する目的で用いられた教材作品です。

生地はおもに木綿や麻を用い、製作する素材に応じた色や柄のものが選ばれています。裁縫の授業で生徒が作ったひな形作品は、教師の評価を受けたのち、実際に仕立てる時の実践的な手本とするために返却されます。

卒業後の実生活で一生涯役立つ財産として、それぞれ大切にされてきました。

関東大震災や大戦の空襲の際に、ひな形を何よりも大事にして荷の中に入れ、避難したというお話が多く聞かれます。また、製作者の娘さんの中には、「母や姉妹との楽しかったままごと遊びの思い出の品」と語る方も少なくありません。

これらのひな作品は、近代女子教育の実際を示す史料であり、また、当時の服飾文化を知る実物資料としても貴重な作品なのです。

引用>>現地の説明文より

 

非常に勉強にもなりますね。この服飾ひな形は和洋女子大学文化資料館で保管されているでして、中山のおひなまつりには、このように清華園に展示しているそうです。

縁側の雛人形

(縁側のひな人形)

廊下側の雛人形

(廊下側のひな人形)

清華園だけでもこれだけの数のひな人形を見ることができます。素晴らしいイベントですね。

また、清華園では地元の案内人がいますので、イベントの内容や歴史についてもお話を聞くこともできますよ。

中山のおひなまつりのチラシ(表)

(中山のおひなまつりパンフレット(表))

中山のおひなまつりパンフレット(裏)

(中山のおひなまつりパンフレット(裏))

清華園では、その年の中山のおひなまつりのパンフレットを用意しています。パンフの裏面には、ひな人形が飾ってある会場や、飲食店などの商店が記されています。

最初に清華園に行って、清華園ひな人形をみて、案内人におすすめの場所を教えてもらい、マップを見ながらひな人形めぐりをするのがオススメです。

 土日にはJR下総中山駅にひな祭り案内所が設置されますので、そちらで案内を受けても良いかと思います。

 

安房神社のひな人形!

安房神社

(安房神社)

安房神社前の看板

(安房神社前の案内板)

安房神社でひな人形も見ることもできますし、安房神社は中山町会ブースにもなっています。日によっては甘酒が無料でいただけたりしますよ。

安房神社の雛人形全体

(安房神社のひな人形全体)

安房神社にも多くのひな人形が飾られています。上からはつるし雛も飾られていますね。

安房神社の関東雛

(関東雛)

平安雛

(平安雛)

安房神社の関東雛と平安雛です。関東雛はキリッとしたシャープなお顔立ちのひな人形で、平安雛は少しふっくらとした可愛らしいひな人形です。

中山のおひなまつりはそれぞれ、違った表情のひな人形を見ることができるので、それもまた一つの楽しみですね。

ちなみに、この平安雛は人間国宝の方が作られたひな人形らしいですよ!

関東雛と平安雛

(関東雛と平安雛)

安房神社に飾られている関東雛と平安雛を見ると、お雛様とお内裏様の座る位置が逆ですね!

昔は平安雛の座る位置が主流だったそうです。古来日本は座る位置としては右より左のほうが上位とされており、お雛様の左にお内裏様が座る方が主流だったそうです。

現代では、関東雛の位置が主流となっています。みなさんの自宅にあるひな人形もこの関東雛と同じ座り位置ではないでしょうか。

これは、天皇の立ち位置が変わってから、天皇の立ち位置に合わせ、関東雛の位置が主流になって行ったそうです。(帰って調べて見ると大正天皇の頃のようです。)

安房神社には、地元の町会の方が駐在しているので、こんな豆知識を聞くこともできます。

舌切りずずめ

(舌切り雀のお雛)

こちらは舌切り雀のお雛様のようです!少し、顔が怖いですが、非常に珍しいものを見ることができました。

安房神社の雛人形

(他のひな人形)

(小さいひな人形)

(小さいひな人形)

安房神社のつるし雛

(安房神社のつるし雛)

安房神社も表情やサイズの違うひな人形がたくさんあり、つるし雛も飾られています。

安房神社でいただいた雛人形

(紙でできたひな人形)

帰りには、こんな可愛らしいお雛様のプレゼントをくれました。また、安房神社では、町会の方と色々お話しながらひな人形を見ることができて、とても楽しい時間です。

中山法華経寺(本院)のひな人形!

中山法華経寺の境内の顔出しパネル

(中山法華経寺の顔出しパネル)

中山法華経寺の参道から、境内に入ると、ここにもお内裏様とお雛様の顔出しパネルがありました。

大祖師堂をバックにお内裏様とお雛様の顔出しパネルで写真を撮ることができます。

法華経寺(本院)

(中山法華経寺(本院))

中山法華経寺でひな人形が飾られている場所はこちらの本院の中になります。

(中山法華経寺(本院)の中)

写真正面の両脇と鬼子母神堂へと続く通路にもひな人形が飾ってあります。

中山法華経寺の雛人形

(法華経寺の七段飾り)

(法華経寺の七段飾り)

清華園や安房神社とは少し違い、広々とした空間の中でひな人形の鑑賞を楽しむことができます。

(法華経寺のひな人形)

(法華経寺のひな人形)

鬼子母神堂の入口前の雛人形

(鬼子母神堂入口前のひな人形)

鬼子母神堂入口の前まで、ひな人形が飾られています。この先は撮影禁止です。中も見ましたが、さすがにひな人形は飾られていませんでした。

奥之院のひな人形!

奥之院

(奥之院)

中山のおひなまつりの開催エリアは非常に広いです。歩いて見て回ると結構良い運動にもなります(笑)

中山法華経寺よりもさらに北へ足を運ぶと奥之院があります。そこでもひな人形が飾られているのです。

奥之院本堂

(奥之院本堂)

この奥之院の本堂の中にひな人形が飾られています。階段を上がってのぞいて見てください。

奥之院の本堂の中

(奥之院の本堂の中)

本堂の向かって左手に七段飾りのひな人形が設置されています。

「本堂内では仏さまに手を合わせておひなさまをお楽しみ下さい」と書かれていますので、その通り、従っておひなさまを楽しみましょう。

奥之院のひな人形

(奥之院の七段飾り)

奥之院のひな人形

(奥之院のひな人形)

七段飾りも3セット設置されています。

なんとも寺院の本堂の中で見るひな人形は不思議な感覚に陥ります。私も仏様へ手を合わせながら、ひな人形をじっくりとみてきました。

 

各商店会のひな人形!

この中山のおひなまつりはJR下総中山から若宮までのエリアの商店会や町会(中山商店会、中山参道商店会、若栄会)も後援しているイベントです。

飲食店や雑貨店などの商店などでもひな人形が飾られています。ランチをしたり、ショッピングを楽しみながらひな人形を見るのも楽しいですよ。

和華さんのつるし雛など

(和華のつるし雛など)

TOM'Sの雛人形

(カフェ&ダイニングTOM'Sのひな人形)

お休み処田中屋の七段飾り

(お休み処田中家の七段飾り)

田中家についてはこちらから!

魚乙商店の雛人形

(魚乙商店のひな人形)

これらの写真はほんの一例ですので、各商店会のお店を回って、見てください。なんせ、約70ヶ所もの場所にひな人形がありますから!

中山のおひなまつり開催中に実施されるイベントなど!

中山のおひなまつり開催中の約3週間は様々なイベントが行われます。スタンプラリーやコンサート、おひなさまツアーや着物でひなめぐりなどなど。

基本的には土曜日、日曜日にイベントが開催されますので、日程や時間が合えば、イベントに参加するのも楽しいですよ!

2019年のイベント情報

(2019年のイベント情報)

参考までに、2019年のイベントの一覧を載せています。イベント内容やイベント会場は、その年によって変わる可能性がありますので、その年の案内チラシなどでご確認ください。

福島屋の玄関

(福島屋)

着物のレンタル、着付け、法華経寺のお茶券付きの「着物でひなめぐり」などは、女性にとって、一度は経験してみるのも楽しいと思いますよ。

まとめ:中山のひな祭りは、普段見れない数の雛人形を情緒あるれる良き街並みを見ながら散策できる最高のイベント!

もちろん、ひな人形が設置されている、各会場1ヶ所行くだけでも、普段見れないひな人形を見たり、話を聞いたりできて、楽しいと思います。

ただ、この中山のおひなまつりは広範囲に渡って開催されているイベントです。各関係団体が協力して一つの「ひなまつり」を作りあげているのです。

中山の風情ある街を散策しながら、ひな人形の場所を探し、ひな人形を見て聞いて、中山の街でランチやお茶をして、イベントにも参加できる市川市が誇る素晴らしいお祭りです。

この記事を目にして、まだ行ったことがないって方は是非、中山のおひなまつりに足を運んで見てください。

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