
毎年2月中旬から3月初旬にかけて開催される「中山のおひなまつり」。
JR下総中山駅周辺から法華経寺、清華園、商店街など、街のあちこちに雛人形が展示され、歴史ある中山の街並みを歩きながらひな祭りの雰囲気を楽しめる、地域に根付いたイベントです。
実際に訪れてみると、駅の改札内からすでに雛人形が出迎えてくれ、普段何気なく通り過ぎてしまう場所にも、この時期ならではの華やかさが感じられます。
大規模な会場型イベントとは違い、街歩きをしながら少しずつ雛人形を見つけていく楽しさがあるのも、中山のおひなまつりならではの魅力です。
この記事では、筆者が実際に中山の街を歩いて撮影した写真とともに、印象に残った展示スポットや当日の雰囲気を「イベント体験記」としてまとめています。
これから訪れる予定の方はもちろん、どんなイベントなのか雰囲気を知りたい方の参考になれば幸いです。
※なお、今年(最新年)の開催日程や詳細情報については、別記事にてまとめていますので、最新情報を確認したい方はそちらもあわせてご覧ください。
※【2026年開催情報】
中山のおひなまつりは、2026年も開催されます。
開催日程や会場、イベント内容をまとめた最新の告知記事は、以下のページをご覧ください。
▶︎ 第16回 中山のおひなまつり(2026)開催情報まとめ
Contents
中山のおひなまつりの場所とアクセスなど!

(清華園)
| 名称 | 中山のおひなまつり |
| 場所 | 清華園、安房神社、法華経寺(本院)、奥之院、各商店街など |
| 期間 | 毎年2月中旬から3月初旬の約3週間 |
| 時間 | 10:00〜16:00 |
| アクセス | JR下総中山駅、京成中山駅 |
| 入場料 | 無料(東山魁夷記念館などの有料施設は有料) |
| 問い合わせ | 清華園>>047-333-6147 |
| 主催 | 中山まちづくり協議会 |
中山のおひなまつりは上記地図上の南はJR下総中山駅から、北は若宮商店会までかなり広範囲で行われるイベントです。
メインは清華園、法華経寺(本院)安房神社、奥之院などで、その他商店街を歩いているとあちこちで雛人形を見ることができます。
そんな中山のおひなまつりの見どころを紹介していきます。
中山法華経寺周辺は参道や商店街の街歩きも楽しめるため、大きな荷物は下総中山駅のコインロッカーに預けておくと、より快適に回れます。
JR下総中山駅のひな人形!

(JR下総中山駅)
今回、中山のおひなまつりに向かったのはJRを利用しました。降りた駅は「下総中山駅」。

(下総中山駅改札内のひな人形)
ホームから改札階へとエスカレーターで降りると、早くもひな人形がお出迎えしてくれます。

(下総中山駅前の中山おひなまつり開催の看板)
改札を出て、北口に降りると、すぐに目に飛び込んで来る中山おひなまつり開催の看板です。非常に目立ちます。
なんせ、街全体をあげての大イベントですからね!
清華園のひな人形!

(清華園入り口)
下総中山駅から最初に向かいたいのが、清華園です。清華園は街歩きの案内所や様々なイベントも行われたりする市川市の施設です。
そんな清華園にもひな人形が飾られています。

(清華園の顔出しパネル)
清華園の門を入ってすぐの所には、お内裏様とお雛様の顔出しパネルがあります。お子様は喜びますね。写真を撮ってあげましょう。

(清華園管理棟)
この清華園管理棟の中にひな人形が飾られています。

(清華園の七段飾り)

(清華園の七段飾り)
これだけ、ひな人形が飾られていると圧巻ですね。なかなか自宅では子供に見せてあげられない光景です。

(清華園のつるし雛)

(清華園のつるし雛)

(つるし雛と七段飾りのコレボレーション)
清華園には多くのつるし雛もあります。そして、つるし雛と七段飾りのコレボレーションで写真をとることもできます。
私は写真が下手なので、上手な人が取れば、素晴らしい写真になると思いますよ。

(服飾ひな形)
清華園には服飾ひな形も展示されています。
服飾ひな形
実物を数分の一に縮小した服飾のひな形は、明治時代後半から昭和10年代の裁縫教育の場で、一斉授業を円滑におこなうためと、生徒の経済的負担を軽減する目的で用いられた教材作品です。
生地はおもに木綿や麻を用い、製作する素材に応じた色や柄のものが選ばれています。裁縫の授業で生徒が作ったひな形作品は、教師の評価を受けたのち、実際に仕立てる時の実践的な手本とするために返却されます。
卒業後の実生活で一生涯役立つ財産として、それぞれ大切にされてきました。
関東大震災や大戦の空襲の際に、ひな形を何よりも大事にして荷の中に入れ、避難したというお話が多く聞かれます。また、製作者の娘さんの中には、「母や姉妹との楽しかったままごと遊びの思い出の品」と語る方も少なくありません。
これらのひな作品は、近代女子教育の実際を示す史料であり、また、当時の服飾文化を知る実物資料としても貴重な作品なのです。
引用>>現地の説明文より
非常に勉強にもなりますね。この服飾ひな形は和洋女子大学文化資料館で保管されているでして、中山のおひなまつりには、このように清華園に展示しているそうです。

(縁側のひな人形)

(廊下側のひな人形)
清華園だけでもこれだけの数のひな人形を見ることができます。素晴らしいイベントですね。
また、清華園では地元の案内人がいますので、イベントの内容や歴史についてもお話を聞くこともできますよ。

(中山のおひなまつりパンフレット(表))

(中山のおひなまつりパンフレット(裏))
清華園では、その年の中山のおひなまつりのパンフレットを用意しています。パンフの裏面には、ひな人形が飾ってある会場や、飲食店などの商店が記されています。
最初に清華園に行って、清華園ひな人形をみて、案内人におすすめの場所を教えてもらい、マップを見ながらひな人形めぐりをするのがオススメです。
安房神社のひな人形!

(安房神社)

(安房神社前の案内板)
安房神社でひな人形も見ることもできますし、安房神社は中山町会ブースにもなっています。日によっては甘酒が無料でいただけたりしますよ。

(安房神社のひな人形全体)
安房神社にも多くのひな人形が飾られています。上からはつるし雛も飾られていますね。

(関東雛)

(平安雛)
安房神社の関東雛と平安雛です。関東雛はキリッとしたシャープなお顔立ちのひな人形で、平安雛は少しふっくらとした可愛らしいひな人形です。
中山のおひなまつりはそれぞれ、違った表情のひな人形を見ることができるので、それもまた一つの楽しみですね。
ちなみに、この平安雛は人間国宝の方が作られたひな人形らしいですよ!

(関東雛と平安雛)
安房神社に飾られている関東雛と平安雛を見ると、お雛様とお内裏様の座る位置が逆ですね!
昔は平安雛の座る位置が主流だったそうです。古来日本は座る位置としては右より左のほうが上位とされており、お雛様の左にお内裏様が座る方が主流だったそうです。
現代では、関東雛の位置が主流となっています。みなさんの自宅にあるひな人形もこの関東雛と同じ座り位置ではないでしょうか。
これは、天皇の立ち位置が変わってから、天皇の立ち位置に合わせ、関東雛の位置が主流になって行ったそうです。(帰って調べて見ると大正天皇の頃のようです。)
安房神社には、地元の町会の方が駐在しているので、こんな豆知識を聞くこともできます。

(舌切り雀のお雛)
こちらは舌切り雀のお雛様のようです!少し、顔が怖いですが、非常に珍しいものを見ることができました。

(他のひな人形)

(小さいひな人形)

(小さいひな人形)

(安房神社のつるし雛)
安房神社も表情やサイズの違うひな人形がたくさんあり、つるし雛も飾られています。

(紙でできたひな人形)
帰りには、こんな可愛らしいお雛様のプレゼントをくれました。また、安房神社では、町会の方と色々お話しながらひな人形を見ることができて、とても楽しい時間です。
中山法華経寺(本院)のひな人形!

(中山法華経寺の顔出しパネル)
中山法華経寺の参道から、境内に入ると、ここにもお内裏様とお雛様の顔出しパネルがありました。
大祖師堂をバックにお内裏様とお雛様の顔出しパネルで写真を撮ることができます。

(中山法華経寺(本院))
中山法華経寺でひな人形が飾られている場所はこちらの本院の中になります。

(中山法華経寺(本院)の中)
写真正面の両脇と鬼子母神堂へと続く通路にもひな人形が飾ってあります。

(法華経寺の七段飾り)

(法華経寺の七段飾り)
清華園や安房神社とは少し違い、広々とした空間の中でひな人形の鑑賞を楽しむことができます。

(法華経寺のひな人形)

(法華経寺のひな人形)

(鬼子母神堂入口前のひな人形)
鬼子母神堂入口の前まで、ひな人形が飾られています。この先は撮影禁止です。中も見ましたが、さすがにひな人形は飾られていませんでした。
奥之院のひな人形!

(奥之院)
中山のおひなまつりの開催エリアは非常に広いです。歩いて見て回ると結構良い運動にもなります(笑)
中山法華経寺よりもさらに北へ足を運ぶと奥之院があります。そこでもひな人形が飾られているのです。

(奥之院本堂)
この奥之院の本堂の中にひな人形が飾られています。階段を上がってのぞいて見てください。

(奥之院の本堂の中)
本堂の向かって左手に七段飾りのひな人形が設置されています。
「本堂内では仏さまに手を合わせておひなさまをお楽しみ下さい」と書かれていますので、その通り、従っておひなさまを楽しみましょう。

(奥之院の七段飾り)

(奥之院のひな人形)
七段飾りも3セット設置されています。
なんとも寺院の本堂の中で見るひな人形は不思議な感覚に陥ります。私も仏様へ手を合わせながら、ひな人形をじっくりとみてきました。
各商店会のひな人形!
この中山のおひなまつりはJR下総中山から若宮までのエリアの商店会や町会(中山商店会、中山参道商店会、若栄会)も後援しているイベントです。
飲食店や雑貨店などの商店などでもひな人形が飾られています。ランチをしたり、ショッピングを楽しみながらひな人形を見るのも楽しいですよ。

(和華のつるし雛など)

(カフェ&ダイニングTOM'Sのひな人形)
▶︎《TOM'S Cafe&Dining》トムズの最高な雰囲気の中で味わうパスタランチ!

(お休み処田中家の七段飾り)
▶︎《お休み処田中家》中山の街歩きに疲れたら田中家でひと休み!

(魚乙商店のひな人形)
これらの写真はほんの一例ですので、各商店会のお店を回って、見てください。なんせ、約70ヶ所もの場所にひな人形がありますから!
※最新の開催情報について
本記事は、過去に筆者が実際に訪れた際の体験をもとに紹介しています。
最新の開催日程やイベント内容については、以下の記事で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。
▶︎ 第16回 中山のおひなまつり(2026)開催情報まとめ
まとめ:中山のひな祭りは、普段見れない数の雛人形を情緒あるれる良き街並みを見ながら散策できる最高のイベント!
もちろん、ひな人形が展示されている会場を1ヶ所だけ訪れても、普段なかなか目にすることのない雛人形を間近で見たり、展示に込められた想いや由来について話を聞いたりと、十分に楽しむことができると思います。
ただ、この「中山のおひなまつり」の本当の魅力は、ひとつの会場に集約されたイベントではなく、中山の街全体を舞台にして開催されている点にあります。
法華経寺や清華園、駅構内、商店街、地域の施設など、さまざまな場所に雛人形が飾られ、それぞれの関係団体や地域の方々が協力し合いながら、一つの「ひなまつり」を作り上げているのが感じられます。
中山の風情ある街並みを散策しながら、次はどこに雛人形があるのだろうと探し歩き、展示を見て話を聞き、ときにはランチやお茶を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるのも、このイベントならではの魅力です。
観光としても、街歩きとしても、そして季節を感じる行事としても、何度でも楽しめる奥深さがあります。
この記事を通して「中山のおひなまつり」に少しでも興味を持った方や、まだ訪れたことがないという方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと、写真や文章だけでは伝えきれない、中山の街の温かさとひなまつりの魅力を実際に感じられるはずです。









