大昔、美しくも悲しい生涯を遂げたとされている「手児奈」。今は地元の女神として手児奈霊神堂に祀られ、暖かく市民を見守っています。
手児奈霊神堂は市川市の観光スポットでもあり、子供授かり、安産、子育て、縁結びのパワースポットとしても知られています。
そんな手児奈霊神堂のお参り方法や、見所などを紹介していますので、是非読んでみてください。
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Contents
手児奈霊神堂の場所とアクセスなどの基本情報!
(手児奈霊神堂のマップ)
名称 | 手児奈霊神堂 |
場所 | 市川市真間4丁目5号21番 |
アクセス | 京成市川真間駅より徒歩12分 JR市川駅より徒歩15分 |
時間 | 10:00〜16:00 |
入場料 | 無料 |
問い合わせ | 047-371-2953 |
手児奈霊神堂のお参り!
(手児奈霊神堂入口)
(手児奈霊神堂入口)
手児奈霊神堂の入口は周辺が民家やアパートに囲まれている中、ひっそりと現れます。注意していないと見落としてしまうかもしれません。
(万葉集の手児奈の歌)
手児奈霊神堂入口には万葉集の真間の手児奈の歌が記されています。手児奈は結構万葉集の歌にも歌われています。
(霊堂へ続く道)
霊堂へと続く道も、両脇民家やアパートに囲まれた1本道が続いています。結構距離があるように感じます!
(手児奈霊神堂)
霊堂への1本道を通り抜けると、赤い旗が両脇に立っており、その先に手児奈霊神堂が見えてきます。
(手水舎)
霊堂へお参りする前には、霊堂向かって右手に手水舎がありますので、清めてから霊堂へ向かいましょう。
(手児奈霊神堂全貌)
1501年に日与上人が、手児奈の霊を感じて、奥津城処(墓)の跡と伝えられる辺りにお堂を建てました。それがこの手児奈霊神堂なのです。
(手児奈霊神堂正面)
(手児奈霊神堂向かって右より)
(手児奈霊神堂向かって左より)
立派な霊堂です。お参りには作法がありますので、次の注意にしたがってお参りしてくださいね。
(手児奈霊神堂のお参り作法)
手児奈霊神堂のお参りは「拍手」は打たずに、合唱をして「南妙法蓮華経」と唱えるだけとなっています。
手児奈霊神堂のご祈願やご利益は?
手児奈霊神堂は安産・子育ての御利益で有名です。「手児奈」のエピソードとも関係してくるのですが、地元では安産祈願で訪れる方も非常に多いことで知られています。
- 子授け祈願(子供が授かりますように)
- 安産祈願(子供が無事に生まれますように)
- お宮参り(丈夫に育ちますように)
- 良縁祈願(良い縁がいただけますように)
以上が主な、有名なご祈願ですが、この他にもご祈願はありますので、直接、手児奈霊神堂へお問い合わせください。
手児奈霊神堂のその他の見所など!
浄行菩薩(じょうぎょうぼさつ)
(浄行菩薩)
(浄行菩薩の解説)
縁結び桂の木
(桂の木)
(桂の木の解説)
手児奈美神守り(お守り)
(手児奈美神守り)
手児奈霊神堂には「手児奈美神守り」という可愛いお守りがあります。種類は全部で4種類!
- 心願成就
- 安産成就
- 身体健康
- 家内円満
可愛い手児奈のお守りです。女性には非常に人気なお守りですので、お参りに行った際には、是非購入してみてください。
おもとめは、手児奈霊神堂はもちろん、お隣の真間山弘法寺でも購入することができるようです。
真間の手児奈の悲しき物語!
(手児奈霊神堂の現地案内文)
手児奈の物語は、美人がゆえ多くの男性から求婚され、しかも自分のために人びとの争うのを見て、人の心を騒がせてはならぬと、真間の入江に身を沈めたとか、
継母に仕え真間の井の水を汲んでは孝養を尽くしたとか、手児奈は国造の娘でその美貌を請われ、或る国の国造の息子に嫁したが、親同士の不和から海に流され、漂着したところが生まれ故郷の真間の浦辺であったとか、
さらには神に司える巫女であったりするなど、いろいろと形を変えて伝えられている。
引用>>現地案内文
手児奈の有名は物語といえば、やはり、美人であるがゆえ、多くの男性から求婚を求められ、自分を奪い合う争いが絶えず、
その状況を心苦しく思い、入江に身を沈めたというのが、一番有名な話ですよね。
手児奈の悲しいエピソードは、市川の昔話として、市川市のホームページにも掲載されていますのでよかったら読んでみてください。
まとめ:安産・子育て・良縁は手児奈のパワーで手に入れましょう。
手児奈の美しく悲しいお話によって建てられた手児奈霊神堂ですが、この霊堂が建てられてから真間を守る女神として地元の人々に親しまれてきた手児奈。
市川市を代表するパワースポットで、地元民にとっては栄光の女神となっています。
子供の授かり、安産、子育て、縁結びに関してはやはり女性の神様のパワーが強く、手児奈のパワーを授かろうと地元ではない方も訪れています。
機会があれば、一度、市川市の「手児奈霊神堂」へお参りに行かれてはいかがでしょうか。